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韓国のバンドを紹介

LUCY COSMOPOLITANインタビュー 日本語訳 

いたずらっ子炸裂のバンドLUCY 完全体写真公開!

 

時には熱い太陽のように、時にはかすかに立ち上る陽炎のように

青春を歌うバンド、LUCYという名の童心

Q. LUCY5番目の単独コンサート, 다섯の余韻が相当なものだと思うんですが。

 

チェ・サンヨプ(以下サンヨプ) 終わってから、公演映像を見ない方なんですが、今回の公演はなぜか、何度も見たくなっちゃうんですよ。色々な意味で特別に感じられた公演でした。

シン・グァンイル(以下グァンイル) 今回のコンサートを準備しながら、体力的にきつい瞬間もあったんですが、それに打ち勝って、ファンの方々でいっぱいの会場で公演を終えたという点で、とても幸せです。

チョ・ウォンサン(以下ウォンサン) 自ずと胸がいっぱいになり、誇らしく感じられた公演だったと思います。

シン・イェチャン(以下イェチャン) コンサートをする度に少しづつ会場の大きさが大きくなっていったんですよ。今までしてきたコンサートの中で一番大きい会場だったからか、僕はLUCYの次のステージ、これからの可能性を見たような気がします。

 

Q. 未公開自作曲からイェチャンさんのヴァイオリンの弦を爪弾くパフォーマンスまで、見どころが非常に多様でしたね。後日談をお聞かせ願えますか?

 

イェチャン ヴァイオリンの弦を爪弾くのはサンヨプのアイデアです。他のバンドではそうはお目にかかれない楽器があるので、「ヴァイオリンで何かをしてみたら?」と提案されたんです。これからもサンヨプが多くのアイデアを出してくれたら嬉しいですね(笑)。

ウォンサン 公演初日にベースの音があまり出なかったんです。ソロから始まる曲だったんですが、思うように音が出なくて、ステージを終えてからも心残りだったんですよ。悔しい思いについ腹が立ってしまって。メンバー達にもう一度だけやりたいなんて素振りを見せたんですが、快く「そうしよう」って言ってくれて。おかげ様でもう一度することになったんですが、いつもに増して、ベースを華麗に弾きましたね。その瞬間、何と言うかカタルシスを感じました。

 

Q. 初動販売量自体がキャリアハイを記録した4thミニアルバム(Fever)は熱病を乗り切っている人達を励ますアルバムです。ご自身が熱病にかかった瞬間を思い出してみるといかがですか?

 

サンヨプ アルバムを発売してから、ファンの方々に多くのメッセージを頂いたんですよ。特に、十代の方々がすごく励みになったと言ってくださって。僕もやはり、十代の時期の辛かったことを思い出して、僕たちの歌が誰かの力になれるということがありがたいと感じましたね。

 

Q. 今のLUCYの歌が、誰かの力になっているように、その当時励みになった歌は何ですか?

 

サンヨプ 音楽バラエティ「私は歌手だ」でイム・ジェボムさんが歌われた「여러분(You)」という曲を思い出しますね。CCM(Contemporary Christian Music/現代的キリスト教音楽)もたくさん聴きましたね。

イェチャン 僕は幼い頃からヴァイオリンをしてきたので、K-POPを殆ど聴かないで育ちました。主にクラシックばかり聴いて育ち、大学に入ってからK-POPに接したんです。初めてのバスキンで演奏した曲が「(キム・グァンソク)서른 즈음에(About Thirty)」でした。その時、「あ、こんな曲を演奏しても音楽って本当に面白いんだな」と感じられたからかもしれませんが、今でもありありと覚えていますね。

グァンイル 「Don’t worry be happy」という曲が好きでした。「心配しないで幸せになろう」というメッセージじゃないですか。この歌を聴きながら、「毎日が良い一日だったらいいな」と思ったものですね。

 

Q. アルバム作業に直接関わっていらっしゃるだけに、LUCYの音楽はサンヨプさん、イェチャンさん、グァンイルさん、ウォンサンさんの話を聞いているかのような気分になりますね。歌を作って歌う立場として、どのような楽しさを感じていらっしゃいますか?

 

ウォンサン 音楽を作る立場としては、悲しいですが音楽を聴く楽しさは消えてしまうと思います。音楽が仕事になったからか、分析しようとしてしまうせいで、素直に楽しめなくなったといいますか。代わりに自分が作った曲の最初のデモが出来上がった時、そしてそれが世に出る時、その分幸せを感じます。

サンヨプ 僕たちの歌を聴いてくださる方々の表情を見る時、そしてそれぞれの話を聞いてもらいながら、 LUCYの歌で元気が出たとおっしゃってくださる時、やりがいを感じます。

グァンイル 僕は歌を作る時から、いつもファンの方々が大合唱する瞬間を想像しているんです。ステージでファンの方々とコミュニケーションをとりながら、公演する時の気分は言場では説明できない位、幸せですね。

 

Q. LUCYの活動をしながら、一番幸せだった1ページを挙げるとしたら、どんな瞬間が思い浮かびますか?

 

イェチャン 僕達は本当に公演に本気のバンドなんです。なのでコンサートをした瞬間が、一番幸せな1ページとして挙げたいです。

ウォンサン 僕が作ったデモを、メンバー達が「良いね」と言ってくれた時です。ありがたく思うと同時に、自らやり遂げたという気がして、幸せになります。僕は常に自分がやりたい音楽だけしようというのではなく、メンバー達にプレゼントするという思いで、曲を作っています。

グァンイル 僕達だけで旅行に行ったことがあるんです。お互いに、より近づけたようで、その時が一番幸せだったんじゃないかなと思います。

サンヨプ 現実的な話もするとしたら、精算を終えて初めて給料をもらった時です。それまでは「勢い」程度の話だったとするなら、精算を起点にやりたい音楽のために、より投資できるようになって、おかげで将来をより広く見られる視野を持つようになったと思います。心に余裕も生まれたし、モチベーションにもなりましたね。

 

Q. 「3年以上の時間もの間、共にしてきて、お互いをもっと信じ、果敢な挑戦もするようになったっと思う」とおっしゃったことがありましたよね。どのような点が、果敢になったと感じてらっしゃいますか?

 

イェチャン シースルー?

ウォンサン (笑いながら)あ、そんなことも可能なの(笑)?音楽的にこの程度はメンバー達が十分にこなせるだろうと思ったことが、後に振り返ってみると、みんなにとって果敢な挑戦だったと感じたことが、何回かありました。ボーカルの音程やヴァイオリンの速弾き、ドラム、全てが頭の中で描かれてはいたけど、実際に演奏してみたら、そう簡単にはいかないんだなあと思ったんですよね。そうやって一つずつ挑戦していきながら、果敢になっていったんじゃないかなと思います。

 

Q. これからしてみたいことはありますか?

 

ウォンサン むしろこれからは皆に聴き心地のいい歌を作りたいです。それこそ、一番難しいことだと思うんですよ。それで一度位は挑戦してみたいという思いがあります。

イェチャン ドラムはいつも後方にいるじゃないですか。ドラムを叩くグァンイルが、一番前に立つステージを作ってみたらどうでしょうか。

グァンイル あ、僕は後ろにいるのがすごく楽なんですよ(笑)。僕達の公演に来たら、「ロックも聞けるし、ヒップホップ、EDMみたいな曲も聴けるんだね!」と思えるような、ダイナミックな公演をしてみたいです。

サンヨプ 僕達の初の海外公演である台湾コンサートを起点に、海外のファンの方々と会える機会が多くなることを願っています。

 

Q. LUCYの音楽を聴くと、活気に溢れた青春、青々とした夏の気配が思い浮かびます。バンLUCYの音楽に一貫しているものは何だとお考えですか?

 

イェチャン 結局「童心」だと思います。誰にでも純粋できれいな心があるじゃないですか。それを曲に込めようと努力していますね。

ウォンサン 初の正規アルバム『Childhood』を製作しながら、僕達自身が確立されたと思います。僕達がやっている音楽は童心を歌う音楽だということをですね。童心というのは、子供の時の記憶だけでなく、今現在僕達が持っている純粋な心、青春の夢も童心と表現できるというのを感じました。おかげで、いくら年を取ったとしても、「童心」を抱き、認める音楽をしようと言わなくても、お互い通じ合う始点が生じましたね。

 

Q. どこまで行ってみたいと思っていらっしゃいますか? LUCYとして夢見る、一番大きい野心が気になります。

 

ウォンサン 一番大きい野心はバンド界のBTSになって、世界的に愛されることですよね(笑)?いつかはと、そんな思いがするんですよ。僕が作った歌が、多くの方の心を励ましてあげられるだろうと。僕自身勇気も出てきて、自信もできたと思います。僕達が歌う歌が、より多くの所に届けられたら嬉しいです。

グァンイル DAYBREAK先輩方のように、長く続くバンドになりたいです。

イェチャン 食べたい物を食べて、健康で、ほしい物が買えるバンドになりたいです(笑)!

サンヨプ 僕達みんな末長く音楽をやっていくつもりなので、体を壊さずに、ケガもせず、元気に音楽をやっていくことが僕の一番の大きい野心です。

 

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意訳あります。

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