おさびし山の天文台

韓国のバンドを紹介

LUCY 「BIG ISSUE KOREA」No.306 インタビュー 日本語訳

 

BIG ISSUE KOREA No.306

BIG ISSUE KOREA No.306

LUCYのファンになったファン達の経路は多様だ。偶然Youtubeでカバー動画を見ただとか、フェスティバルでステージを見ただとか、友人に「この歌すごく良いよ」と薦められて聴くようになった場合もあれば、バンドのステージではなかなかお目にかかれないイェチャンのヴァイオリン演奏に惹かれることだってある。LUCYの歌は一つのジャンルに縛られず、彼らの歌だけをプレイリストに入れて散歩に出かければ、自然と鼻歌を歌い、足取りも軽くなる。生き生きとした青春が、静かに押し寄せてくるような音楽だ。

ラフな服装でラグに集まり座るLUCYのメンバー達は、自然なポーズを取ってほしいというお願いにしばらくもじもじしたかと思えば、手に持ったドラムスティックでヴァイオリンを弾く真似をし、あっという間に彼ららしいふざけたお遊びに夢中になった。お互いを信頼し合っているからこそできる果敢なポーズと、四人がまるで一体となったかのように、ソファーの上でお互いに体を寄せ合う姿から、彼らが共にしてきた時間が垣間見えた。撮影中ずっと愉快なテンションが維持されていたため、チームの雰囲気の秘訣を聞いてみると、お互いが同僚である以前に、非常に仲がいい友人だと思っているという答えが返ってきた。こんなLUCYの願いは5周年、10周年でも今のようにステージで遊びまわること。いつまでも今の姿そのままでずっと、仲間達と共にステージに立ちたいと思うし、また、きっとそうなるであろうと語るLUCY(シン・イェチャンチェ・サンヨプチョ・ウォンサンシン・グァンイル)の顔には、未来に対する確信が溢れていた。

 

フェスティバルの季節ですね。カムバック準備に単独コンサートまで、非常に忙しく過ごされているかと思うのですが。

 

ウォンサン もちろん忙しくもありますが、「次のステップはそんな準備をすれば、ファンの方々に喜んでもらえるだろうか」と悩みながらも、楽しく過ごしています。僕達が準備したものを見て、喜んでくださるファンの方々を見ることが、全ての原動力になっていると思います。

 

バンド音楽の魅力はライブステージにありますよね。観客と呼吸を合わせることも重要だと思うのですが、ライブの時に一際観客の反応が良い曲はどの曲ですか?


サンヨプ ついこの間、単独コンサート「열, 다섯」を無事に終えました。アルバム発売二日後に開いたコンサートだったんですが、新曲「내버려(So what)」はすごく熱く楽しんでくれてたんですよ。

グァンイル 反応が良いステージは「개화(Flowering)」ですね。LUCYを多くの方々に知ってもらえた曲でもありますし、イントロが始まると、とかく反応が大きいんですよ。

 

大変多くのステージに立たれましたが、特に記憶に残ったステージがありますか?

 

サンヨプ 最近行った単独コンサートですね。一生懸命準備した全てのことがお見せできて、記憶に残っています。みんなで一緒に歌を歌ってくださって、ステージの余韻がしばらく冷めませんでした。

グァンイル 僕も最近行ったコンサートの余韻が未だに残っています。非常に多くの瞬間がありましたが、個人的には未公開の自作曲二曲を初めて披露したステージが記憶に残っています。すごく緊張したんですが、ファンの方々が喜んでくださったので、楽しく終えることができました。

 

本日の撮影コンセプトは「より近い距離で見つめたLUCY」です。普段、直接撮影して編集したVLOGやバブルのメッセージを通して、ファンの方々に事細かに日常を共有していらっしゃるじゃないですか。普通、休みの時はどんなことをなさって、時間を過ごされる方ですか?最近ハマっていることがあったら、LUCYのささやかな日常を紹介してください。

 

サンヨプ メンバー毎に休みの過ごし方が違うんですが、僕は運動するのが好きで、家で映画を見るのも好きです。この前は家にビームプロジェクターを設置したんですよ。でも一番好きなのはやっぱりサッカーですね。

イェチャン 僕は最近、旅行に興味があります。元々は「インドア派」なので、家の外に出るのが好きじゃなかったんですが、最近は釜山に一人旅してきました。その時、一人旅の面白さを知りましたね(笑)。

ウォンサン 休みの時は家族に会いに行ったり、家でゲームをしたり、マンガを読む方です。でも…運動をして体を鍛えるか悩んでいるところです。

グァンイル 僕は最近お茶を楽しんでいます。おいしいし、お茶を飲む時、ほっとする感じが好きなんですよ。色々なお茶を飲みながら、毎日新しい味を楽しんでいます。

 

撮影の時もそうですが、ライブ映像やオリジナルコンテンツなどで四人が一緒にいる姿を見ると、テンションが高いですね。こんな風にステージの下で見せてくれるビーグルのような姿が、LUCYの「ファンになるポイント」でもありますよね。ファンダム名も「ワルワル(犬が体を震わせているわせている様子の擬態語)」だそうですが、明るいチームの秘訣は何だとお考えですか?

 

イェチャン 何と言っても四人みんなが仲が良いからだと思います。同僚でもありますが、それ以前にすごく仲の良い友達だと考えているので、自然に面白くて明るい雰囲気が出てくるんだと思います。

サンヨプ メンバー達は年の差があるんですが、みんな友達みたいに接してるんですよ。特にリーダーでもあり、最年長のイェチャンヒョンがこんな雰囲気の中で、年下メンバーによくしてくれるので、僕達は上手くまとまっています。

 

LUCYといえばカバー曲の話がかかせません。ウォンサンさんがカバーした『Moonlight』のベースの速弾き動画をはじめとして、多くのカバー動画が高い再生回数を記録して話題になりましたよね。SNSでもカバー動画をよくアップロードされていますが、最近カバーしてみたいと思った曲がありますか?

 

ウォンサン まだ計画している曲はないんですが、最近LE SSERAFIMの方々の『Eve, Psyche&The Bluebeard’s wife』という曲を聴いて、 LUCYがカバーしたらどうかなと思ったことはあります。

 

夏の感性がめいっぱい漂う4thミニアルバム『(Fever)』は青春の熱病について歌っています。ティーザー写真や映像を見ると、学校を背景に制服を着たメンバー達の姿が、特に目に留まりますね。

 

サンヨプ 久しぶりに学校に行ったので、昔をすごく思い出しましたね。廊下に作文コンテストのような校内の大会で入賞した生徒達の作品が貼られていたんですが、それを見て心が温かくもなりましたね。撮影中に体育館でバンドプレイ映像を撮ったんですが、途中で待ち時間に学生の時のようにバスケットボールをしたりもしました。

イェチャン 文字通り、「学校の全ての空間が青春の場なんだなぁ」と思いました。僕が通っていた学校なわけではありませんでしたが、子供の頃は感じることのできなかった切ない感情を思いっきり感じてきました。

ウォンサン 久々に制服を着たので、フレッシュな感じがしたましたね。これは余談なんですが、初めてミュージックビデオを撮影する日は空が曇っていて、室内体育館で演奏シーンを撮影したんです。その後、ミュージックビデオの完成度を高めるためにグラウンドでもう一度撮影したんですが、そのシーンがすごくうまく出来上がったうえに、ファンの方々がとても気に入ってくださったので、もう一度撮影してよかったなと思いました。

 

全ての映像にはMP3やギターなど、各メンバーの思い出が詰まったオブジェが登場します。皆さんは学生時代にどんな学生だったんですか?

 

サンヨプ 僕はサッカーとバスケがすごく好きだったので、いつも日焼けしていたし、サークルの集まりも積極的に参加する学生でした。あと窓際で歌を歌うのが好きで、休み時間にさえなれば、窓の外を眺めながら歌をたくさん聴いていましたね。

グァンイル またの名は「お調子者」でした。友達と遊ぶのも好きだったし、よくふざけていて愉快な性格を持った学生でした。

 

LUCYはメンバーの皆さんが直接作詞、作曲、編曲まで受け持っていることで有名です。今回のアルバムもやはり、メンバーの皆さんが全てのトラックにプロデューサーとして参加されていますね。デモ曲を初めて聴いてもらった時、メンバーの皆さんの反応はいかがでしたか?

 

ウォンサン 実は僕達の中で初めてデモ曲を共有すると、初めはそんなにフィードバックを送らないんです。でも『아지랑이(Haze)』のデモを送った時は、みんな歌が良いと反応してくれたので、僕もまた確信を持って曲作りに拍車をかけることができました。本当にありがたいですね。

グァンイル 僕が作曲した『Magic』を初めて聴いてもらった時、「ノリがいいし、目新しくてクセになる」と言ってくれたので、記憶に残っています。

 

バンドメンバーではなく、プロデューサーとしてはどのような姿なのか気になります。メンバー毎にディレクションのスタイルが違うんでしょうか。

 

サンヨプ まずウォンサンは細部まで全て計画して構成してくるスタイルなので、ポイントを一つ一つかいつまんでディレクティングする方です。それでディレクティングが具体的で細かいです。グァンイルはボーカルに解釈を任せる感じなので、自由に表現してもいいと言ってくれます。二人のディレクティングがどちらも興味深いので、楽しくレコーディングを終えた記憶があります。

 

あるインタビューでバンドの音楽に対するハードルを下げたいとおっしゃっていました。バンドはロックしかしないという固定観念を壊したいと。 LUCYの公式Youtubeチャンネルのコメンタリー映像を見ると、より多様なジャンルを試してみようと努力なさり、各楽器の活用を巡ってとことん悩んでいらっしゃいました。今回のアルバムもやはり、新しい試みやこのための議論があったのでしょうか。

 

サンヨプ 音楽やライブに接する人達が驚く位の演出について、すごく悩む方です。また今回はバンドと言ったら近づきにくい方達が多いんじゃないかと思って、アルバムの衣装コンセプトを制服にしたらどうかと意見を出したんですが、アルバムを通して伝えようとしているメッセージとも、上手く合っていたので満足しています。

ウォンサン 今回のアルバムは議論し、計画したうえで実行するというよりはそれぞれのアイデアを自由に試してみて、気に入った部分を全て音楽に取り入れました。デビュー後、3年を超える時間を共に息を合わせてきたので、最近はお互いを信頼し合い、より果敢な試みをするようになりました。

 

曲作りをする時は普通、何からインスピレーションを得ますか?愛犬を見て得た音楽的インスピレーションを表現した曲もありますが。

 

サンヨプ 日常生活の中で、突然思い浮かんだメロディや素材をスマホに記録する方です。何かのインスピレーションを感じるというよりは、ふと思いついたアイデアを忘れないように記録しています。

ウォンサン 僕は曲を作る時、一瞬でインスピレーションを得て書くタイプではありません。普通曲作りをする時は、まるで小説を書く作家が、自分が作り出した主人公をデザインして理解するように、僕も自分が作った曲について想像を重ね、理解しようとしています。そうして努力しているうちに、伝えたいメッセージが完成するんですよ。

 

今回の4thミニアルバム『(Fever)』は主にどこからインスピレーションを得ましたか?作詞に参加した曲の中で、気に入っている歌詞がありましたら、どの部分なのか教えてください。

 

ウォンサン 今回のアルバムはまずトラックを書き、その後伝えたいメッセージを込めました。ぬくもりの「熱」、熱い「情熱」、胸が苦しくなりながらも成長する人達の「熱病」まで、全ての「熱」が持っている意味を、人生の夏に例えて表現したかったんです。またこれを通じて励ましのメッセージを伝えたかったですね。好きな歌詞は「火がついても不思議じゃないくらいの陽射し(뜨거/Hot!)」、「愛するための人生 生きていくための愛(아지랑이/Haze)」、「初めて通った道だから転んだのにどうしろってのさ(내버려/So what)」です。

グァンイル 『Magic』はただ「楽しもう!」という気持ちで作曲を始めたんです。夏が近づくにつれ、多くの木々が芽吹き始めるように、平凡に感じるすべてのことが、見方を変えると魔法のようだという思いから影響を受けました。また、僕が想像していた様々な感情を、フェスティバルで聴く方々が共に感じられたらいいなと思っていたのですが、曲にこのような雰囲気が上手く込められていて嬉しいですね。

 

LUCYの音楽の中には、季節を唄う曲が多いです。実際に、季節毎に合う曲が一曲ずつある程なんですが、暑さが少しずつ和らいでいっている今、この季節に一番合うLUCYの歌をオススメしてください。

 

イェチャン 何と言っても今回の4thミニアルバムのタイトルである『아지랑이(Haze)』ではないでしょうか。暑苦しい熱病に疲れた人達を励ます、夏の日の感動がある曲なので、『아지랑이(Haze)』が一番合うと思います。

サンヨプ 『아지랑이(Haze)』という曲は夏にもぴったりなんですが、少しずつ涼しくなり始めたこの時期もよく合うと思います。

ウォンサン 暑い真夏にはやはり、今回のアルバムの一番目のトラックの『뜨거(Hot!)』がぴったりだと思いますが、そろそろ涼しくなってきたので、僕も『아지랑이(Haze)』がよく合うと思います。

グァンイル 僕は『Magic』です(笑)。暑さが和らいでいっている時期には『Magic』が一番合うと思います。

 

青春のストーリーを込めた今回のアルバムを通して、伝えようとしているメッセージは何ですか?

 

イェチャン 今回のアルバムは LUCYならではの清涼感と、人生の暑い夏の日、誰もが経験している、経験するであろうストーリーを織り込めました。みんなが過ごしてきた、苦しかった「熱さ」を経験した時期があったからこそ、今、そしてこれからの僕達を本当の「自分」でいられるようにしてくれるというメッセージを伝えたいです。

ウォンサン 前述しましたように青春に向かって本気で臨み、僕たち皆がそんな過程を経てきていました。だからこそ、「あなたはあなたの道を行けばいい」と応援のメッセージを伝えたいです。何一つも、あなたの美しい「熱さ」と「青春」の時期を壊すことなどできないのだから、いかなる時も自分を愛し、みんなのために幸せになってほしいという気持ちを込めました。

 

今年でデビュー3周年を迎えます。これからグループとして叶えたい目標と、音楽的な目標が気になります。この先5周年、10周年のLUCYはどのような姿であることを望んでいますか?

 

サンヨプ 今のようにたゆまず変わることのない姿で、ずっと共にしていくと思います。時を重ねるほど、LUCYLUCYの音楽を好きになってくれる全ての方々から頂いた気持ちを、お返しできるように一生懸命努力していくつもりです。

ウォンサン バンドと言ったらLUCYが思い浮かぶ位、多くの人達の人生に溶け込んで、大きな励ましと感動を与えたいです。時には仲が良い友達のようで、時には頼りがいのあるバンドとして成長したいです。

グァンイル 今のように多くの方々に、素敵な音楽を届けたいです。音楽を通じて真の励ましを届けられるバンドになりたいです。より多くの方々に、愛されるバンドになりたいです。

イェチャン いつまでも今の姿そのままで、末永く仲間と共にステージに立ちたいです。ファンの方々と共にし、近づけるバンドになりたいです。5周年、10周年も今のように、ステージの上を遊び回っていたいと願っていますし、またそうなるだろうとも思います。

 

2023年9月23日

……………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

意訳を含みます。

元の記事はこちらです。

BIG ISSUE KOREA インタビュー(1)

BIG ISSUE KOREA インタビュー(2)

 

 

LUCY ローリングストーンコリア インタビュー(2021年) 日本語訳

1.こんにちは、LUCY!お会いできて光栄です。ローリングストーンコリアとのインタビューに応じてくださり、感謝いたします。本格的なインタビューに先立ち、まずローリングストーンコリアの読者の方々に、ご挨拶をお願い申し上げます。

 

LUCY 初めまして!僕達はバンドLUCYです。韓国でお会いできることになり、光栄です。

2. 5番目のシングル『동문서답(東問西答)』でカムバックされましたね。今回の曲にもLUCYらではの清涼で爽やかな感じがいっぱい込められていて、季節感が思う存分感じられるかと思います。この曲を作業していた当時、思い出すエピソードはありますか?

 

ウォンサン 『동문서답(東問西答)』はこれまで発表してきた曲に比べ、独創的だと思ったので、作業する時、僕達は「ここまでしてもいいかな?」と絶えず質問し合っていました。僕達がインスタグラムのライブ放送でたびたび、「こんなジャンルをしたらどうかな」と、ファンの方々に聞いてみたところ、「何をしてもいい」とおっしゃってくださって、ファンの方々の言葉を信じて、押し通すことになりました(笑)。

イェチャン 去る(2021年)6月に初の単独コンサートで『동문서답(東問西答)』を初めて聴いてもらったんですが、「早く音源がでたらいいな」というコメントをたくさん見かけたんですよ。それで、早速持ってきました。

サンヨプ 普段から好きなジャンルだからか、一番早くレコーディングが終わった曲です。

グァンイル 曲のテンポが本当に速くて、この歌を練習しようと思ったら、長いため息が出たりもしました(笑)。

 

3. 今回の新曲『동문서답(東問西答)』では速いテンポの中にも、各々のカラーが込められたリズミカカルなプレイが一際目立ちますね。好きな人の気持ちが自分と同じだということを願う、切ないながらも可愛らしい歌詞も印象的でした。新曲を準備するにあたって、メンバー全員が作曲・編曲過程に携われましたね。一番気を遣った部分はどんな点でしょうか。

 

ウォンサン この曲は歌詞より先にタイトルが決まったんです。デモバージョンを保存する時、僕は必ず副タイトルを書く方なんですが、何か突拍子もなく、 LUCYらしい感じで『동문서답』が思いついたんです。タイトルは決めておいて、メロディに合わせて歌詞を書いたんですが、相手に押し付けがましくなく、可愛く純粋に話しかける感じを込めたかったですね。

イェチャン 今回の曲では速度を出すベンディング技法の練習をたくさんしました。ヴァイオリンではあまり使わないテクニックなんですが、とにかく速いテンポの歌なので、その部分に気を遣いましたね。

サンヨプ テンポが速いので息つく区間があまりなくて、この歌を歌う時は有酸素運動している気分と言いますか(笑)。歌と同じく、ギターの演奏もしなければならないので、ギタープレイにも気を遣いました。

グァンイル 僕達だけで『동문서답』を練習する時は、ボーカルは有酸素運動、楽器はリズムゲームしているみたいだって話しています。僕はドラムセクションの練習をたくさんしました。

 

4. 去る6月、 LUCYの皆さんは初の単独コンサートを開催されましたね。ファンの方々に間近でお会いして直接演奏する時間は、特別だったんじゃないかと思うのですが、コンサートで一番記記憶に残っている瞬間や、観客の方々を前にして、より特別に感じられた歌や演奏があったのか気になります。

 

ウォンサン オープニングのイントロです。初めに登場する時、全身に戦慄が走って、観客と通じ合う感じがしました。

イェチャン ファンの方々の投票を受けて、アコースティックで飾ったステージが記憶に残っています。大きいステージで、久しぶりにバスキンをしているような感じがして本当に良かったです。

サンヨプ 僕はイントロが終わって、1曲目に歌った『개화(Flowering)』が思い浮かびますね。マイクで多くの人々に声を聴いてもらうというのが、実感が湧かなかったのもありますし。それからコンサート直前に、僕達が(掛け声の代わりに)拍手での応援方法の動画をアップしたんですが、多くの方が真似してくださってありがたかったです。今回のコンサートを通して「僕達がどんな挑戦をしても、観客の方々に受け入れられるだろうな」という期待が生まれました。

グァンイル 僕はやっぱり最後のステージの『Flare』です。観客の方々が楽しんでくださっている姿が表情に表れていて、コンサートでこの『Flare』ほど、光を放つ瞬間はないと思います。

 

5.今現在のバンドLUCYが存在するまで、お互いに多くの音楽を共有し、各々の多様な部分を分かち合ったからこそ、一層が強くなり、確固たるチームワークが築けたと思います。では、今隣にいるメンバーに、一つのチームとして出会った日を覚えていますか?ともすればその日 が、お互いに音楽活動の仲間として初めて一緒になった日だと思うのですが、皆さんそれぞれ、その時の第一印象はどうでしたか?また、お互いの反応はどうでしたか?

 

イェチャン 「SUPERBAND」第3ラウンドの時、グァンイルに初めて会ったんですが、歌も楽器もすごく上手くて、かなり頼っていましたね。その次のラウンドの時はウォンサンに出会って、この子からは音楽的に学ぶ点が多いと思いました。ヴァイオリンはバンドにおいては実用的な楽器ではないので、このような部分をメンバー達が上手く補完してくれました。サンヨプは「SUPERBAND」以前に、広告音楽のレコーディングで初めて会ったんですが、サンヨプは覚えてないっていうんですよ(笑)。

ウォンサン イェチャンヒョングァンイルに初めて会った時、運命の赤い糸みたいだと思いました。中高生の時、何も考えずにただ笑ってふざけてたみたいなのを久しぶりに感じたんですよ。「あ、この人たち、俺と同じなんだな」と。途中で合流したサンヨプヒョンは。僕が直接(京畿道)イルサンに行って会ったんですが、初めは神経質な人だと思ってたのに、話してみたら「あ、この人も俺達と同類なんだ」ということに気づきました(笑)。メンバーを理想的な形で見つけたようで誇らしいですね。

グァンイル サンヨプヒョンの第一印象は「SUPERBAND」のオーディションに初めて合格して、同じ階にサンヨプヒョンがいたんですが、変人みたいでした。イェチャンヒョンの第一印象はじっとしていられない人。ウォンサンヒョンの第一印象はどんな性格なのかよくわからないけど、ベースが上手い人でした。

サンヨプ イェチャンヒョングァンイルが話した初めての出会いが、僕はあんまり覚えていないんです(笑)。ウォンサンはイルサンに直接来てくれて覚えているんですが、今時で外向的だし、僕とは違う部類の人だと思っていました。でもみんなすごく優しいです。

 

6. 多くの時間をメンバー達との練習で過ごしているかと思うのですが。とりわけセッションがうまくいかない日はどうされていますか?

 

ウォンサン 毎回セッションがうまく行かないですね(笑)。でも最後まですると、結果的にうまくいって、いつも終わりが見えます。作業室でも同じですね。作業がうまく行かない時も、ずっと作業室にいるんです。そうすると、一日以内に絶対曲が仕上がるんです。

 

7, デビュー後、短期間でたゆまず多くのアルバムを作り出し、新しい記録を打ち出していらっしゃいますが、これから新たに聴かせてくれるLUCYの音楽がさらに楽しみになりました。今後LUCYが曲に込めたい感情やストーリー、または挑戦してみたいコンセプトがありますか?

 

 ウォンサン これまでの1年半の間、挑戦したい曲は全てやってみました。これからは今まで出した歌の共通部分を探して、LUCYのカラーが合っているのかを探す地点に来たと思います。それを探索しているところです。

サンヨプ 怪しくてあくどい雰囲気はどう?

ウォンサン 参考にします。

 

8. 様々な作業を通して、それぞれがより素晴らしいアーティストとして成長なさっていますが、音楽的にだとか、内面的にだとか、自分自身「うまくやったな」と言いたい部分はどんなことですか?

 

サンヨプ 常に最善を尽くしているので、後悔はないと思います。

イェチャン 僕も似ているんですが、「今のようにさえすればいい」と思っています。

ウォンサン 僕は常に至らない部分があると思っています。振り返ってみると、「あの時はこうすればよかったのに…」と思うんですが、それだけ成長しているので、そう感じるんでしょうね。

グァンイル 元々ベースを弾いていて「SUPERBAND」でドラムを始めたにしては、上手くやっているんじゃないかなと思います(笑)。

 

9. これからリスナーの方々に様々な姿を見せていくだろうLUCYの皆さんは、どんなアーティストとして、記憶してもらいたいですか?

 

イェチャン 感動を与えられるバンドになりたいです。

サンヨプ 輝くアーティストになりたいです。

ウォンサン 気楽で接しやすいバンドでもあり、韓国の音楽の一線を画すバンドになりたいです。

グァンイル 音楽としても、他のことにおいても、多くの方々にとってのハッピーウィルスになりたいです。

 

10. 今までローリングストーンコリアとの長いインタビューに応じてくださって本当にありがとうございました。LUCYの皆さんについて、様々なことを知れた時間でしたが、これから LUCYの皆さんの素敵な活動、私たちローリングストーンコリアも期待していますし、応援しています。ありがとうございました!

 

 

-----------------------------------------------------------------------------------------

意訳あります。

元記事はこちら

インタビュー動画日本語字幕はこちらです

 

LUCY COSMOPOLITANインタビュー 日本語訳 

いたずらっ子炸裂のバンドLUCY 完全体写真公開!

 

時には熱い太陽のように、時にはかすかに立ち上る陽炎のように

青春を歌うバンド、LUCYという名の童心

Q. LUCY5番目の単独コンサート, 다섯の余韻が相当なものだと思うんですが。

 

チェ・サンヨプ(以下サンヨプ) 終わってから、公演映像を見ない方なんですが、今回の公演はなぜか、何度も見たくなっちゃうんですよ。色々な意味で特別に感じられた公演でした。

シン・グァンイル(以下グァンイル) 今回のコンサートを準備しながら、体力的にきつい瞬間もあったんですが、それに打ち勝って、ファンの方々でいっぱいの会場で公演を終えたという点で、とても幸せです。

チョ・ウォンサン(以下ウォンサン) 自ずと胸がいっぱいになり、誇らしく感じられた公演だったと思います。

シン・イェチャン(以下イェチャン) コンサートをする度に少しづつ会場の大きさが大きくなっていったんですよ。今までしてきたコンサートの中で一番大きい会場だったからか、僕はLUCYの次のステージ、これからの可能性を見たような気がします。

 

Q. 未公開自作曲からイェチャンさんのヴァイオリンの弦を爪弾くパフォーマンスまで、見どころが非常に多様でしたね。後日談をお聞かせ願えますか?

 

イェチャン ヴァイオリンの弦を爪弾くのはサンヨプのアイデアです。他のバンドではそうはお目にかかれない楽器があるので、「ヴァイオリンで何かをしてみたら?」と提案されたんです。これからもサンヨプが多くのアイデアを出してくれたら嬉しいですね(笑)。

ウォンサン 公演初日にベースの音があまり出なかったんです。ソロから始まる曲だったんですが、思うように音が出なくて、ステージを終えてからも心残りだったんですよ。悔しい思いについ腹が立ってしまって。メンバー達にもう一度だけやりたいなんて素振りを見せたんですが、快く「そうしよう」って言ってくれて。おかげ様でもう一度することになったんですが、いつもに増して、ベースを華麗に弾きましたね。その瞬間、何と言うかカタルシスを感じました。

 

Q. 初動販売量自体がキャリアハイを記録した4thミニアルバム(Fever)は熱病を乗り切っている人達を励ますアルバムです。ご自身が熱病にかかった瞬間を思い出してみるといかがですか?

 

サンヨプ アルバムを発売してから、ファンの方々に多くのメッセージを頂いたんですよ。特に、十代の方々がすごく励みになったと言ってくださって。僕もやはり、十代の時期の辛かったことを思い出して、僕たちの歌が誰かの力になれるということがありがたいと感じましたね。

 

Q. 今のLUCYの歌が、誰かの力になっているように、その当時励みになった歌は何ですか?

 

サンヨプ 音楽バラエティ「私は歌手だ」でイム・ジェボムさんが歌われた「여러분(You)」という曲を思い出しますね。CCM(Contemporary Christian Music/現代的キリスト教音楽)もたくさん聴きましたね。

イェチャン 僕は幼い頃からヴァイオリンをしてきたので、K-POPを殆ど聴かないで育ちました。主にクラシックばかり聴いて育ち、大学に入ってからK-POPに接したんです。初めてのバスキンで演奏した曲が「(キム・グァンソク)서른 즈음에(About Thirty)」でした。その時、「あ、こんな曲を演奏しても音楽って本当に面白いんだな」と感じられたからかもしれませんが、今でもありありと覚えていますね。

グァンイル 「Don’t worry be happy」という曲が好きでした。「心配しないで幸せになろう」というメッセージじゃないですか。この歌を聴きながら、「毎日が良い一日だったらいいな」と思ったものですね。

 

Q. アルバム作業に直接関わっていらっしゃるだけに、LUCYの音楽はサンヨプさん、イェチャンさん、グァンイルさん、ウォンサンさんの話を聞いているかのような気分になりますね。歌を作って歌う立場として、どのような楽しさを感じていらっしゃいますか?

 

ウォンサン 音楽を作る立場としては、悲しいですが音楽を聴く楽しさは消えてしまうと思います。音楽が仕事になったからか、分析しようとしてしまうせいで、素直に楽しめなくなったといいますか。代わりに自分が作った曲の最初のデモが出来上がった時、そしてそれが世に出る時、その分幸せを感じます。

サンヨプ 僕たちの歌を聴いてくださる方々の表情を見る時、そしてそれぞれの話を聞いてもらいながら、 LUCYの歌で元気が出たとおっしゃってくださる時、やりがいを感じます。

グァンイル 僕は歌を作る時から、いつもファンの方々が大合唱する瞬間を想像しているんです。ステージでファンの方々とコミュニケーションをとりながら、公演する時の気分は言場では説明できない位、幸せですね。

 

Q. LUCYの活動をしながら、一番幸せだった1ページを挙げるとしたら、どんな瞬間が思い浮かびますか?

 

イェチャン 僕達は本当に公演に本気のバンドなんです。なのでコンサートをした瞬間が、一番幸せな1ページとして挙げたいです。

ウォンサン 僕が作ったデモを、メンバー達が「良いね」と言ってくれた時です。ありがたく思うと同時に、自らやり遂げたという気がして、幸せになります。僕は常に自分がやりたい音楽だけしようというのではなく、メンバー達にプレゼントするという思いで、曲を作っています。

グァンイル 僕達だけで旅行に行ったことがあるんです。お互いに、より近づけたようで、その時が一番幸せだったんじゃないかなと思います。

サンヨプ 現実的な話もするとしたら、精算を終えて初めて給料をもらった時です。それまでは「勢い」程度の話だったとするなら、精算を起点にやりたい音楽のために、より投資できるようになって、おかげで将来をより広く見られる視野を持つようになったと思います。心に余裕も生まれたし、モチベーションにもなりましたね。

 

Q. 「3年以上の時間もの間、共にしてきて、お互いをもっと信じ、果敢な挑戦もするようになったっと思う」とおっしゃったことがありましたよね。どのような点が、果敢になったと感じてらっしゃいますか?

 

イェチャン シースルー?

ウォンサン (笑いながら)あ、そんなことも可能なの(笑)?音楽的にこの程度はメンバー達が十分にこなせるだろうと思ったことが、後に振り返ってみると、みんなにとって果敢な挑戦だったと感じたことが、何回かありました。ボーカルの音程やヴァイオリンの速弾き、ドラム、全てが頭の中で描かれてはいたけど、実際に演奏してみたら、そう簡単にはいかないんだなあと思ったんですよね。そうやって一つずつ挑戦していきながら、果敢になっていったんじゃないかなと思います。

 

Q. これからしてみたいことはありますか?

 

ウォンサン むしろこれからは皆に聴き心地のいい歌を作りたいです。それこそ、一番難しいことだと思うんですよ。それで一度位は挑戦してみたいという思いがあります。

イェチャン ドラムはいつも後方にいるじゃないですか。ドラムを叩くグァンイルが、一番前に立つステージを作ってみたらどうでしょうか。

グァンイル あ、僕は後ろにいるのがすごく楽なんですよ(笑)。僕達の公演に来たら、「ロックも聞けるし、ヒップホップ、EDMみたいな曲も聴けるんだね!」と思えるような、ダイナミックな公演をしてみたいです。

サンヨプ 僕達の初の海外公演である台湾コンサートを起点に、海外のファンの方々と会える機会が多くなることを願っています。

 

Q. LUCYの音楽を聴くと、活気に溢れた青春、青々とした夏の気配が思い浮かびます。バンLUCYの音楽に一貫しているものは何だとお考えですか?

 

イェチャン 結局「童心」だと思います。誰にでも純粋できれいな心があるじゃないですか。それを曲に込めようと努力していますね。

ウォンサン 初の正規アルバム『Childhood』を製作しながら、僕達自身が確立されたと思います。僕達がやっている音楽は童心を歌う音楽だということをですね。童心というのは、子供の時の記憶だけでなく、今現在僕達が持っている純粋な心、青春の夢も童心と表現できるというのを感じました。おかげで、いくら年を取ったとしても、「童心」を抱き、認める音楽をしようと言わなくても、お互い通じ合う始点が生じましたね。

 

Q. どこまで行ってみたいと思っていらっしゃいますか? LUCYとして夢見る、一番大きい野心が気になります。

 

ウォンサン 一番大きい野心はバンド界のBTSになって、世界的に愛されることですよね(笑)?いつかはと、そんな思いがするんですよ。僕が作った歌が、多くの方の心を励ましてあげられるだろうと。僕自身勇気も出てきて、自信もできたと思います。僕達が歌う歌が、より多くの所に届けられたら嬉しいです。

グァンイル DAYBREAK先輩方のように、長く続くバンドになりたいです。

イェチャン 食べたい物を食べて、健康で、ほしい物が買えるバンドになりたいです(笑)!

サンヨプ 僕達みんな末長く音楽をやっていくつもりなので、体を壊さずに、ケガもせず、元気に音楽をやっていくことが僕の一番の大きい野心です。

 

------------------------------------------------------------------------------------------

意訳あります。

元記事はこちら

 

インタビュー動画日本語字幕はこちら

 

 

LUCY インタビュー 日本語訳 「こんなにもかわいいROOKIES」

1st ROOKIES.LUCY

YOU'RE MY DIAMOND

きらきら輝くダイヤモンドのような4人の

 

ダイヤモンドのように 自分たちの居場所を守っているバンドLUCY。デビューした2020年を過ぎ、現在LUCYはどんな姿でいるのだろうか。29CMのアイテムと共に巡るバンド「LUCY」のストーリー、ゆっくり立ち寄ってご覧ください。

 

こんにちは。どんなジャンルもLUCYならではのスタイルに作り上げる、バンドLUCYです。バイオリンとリーダーを担当しているシン・イェチャン、ボーカルを担当しているチェ・サンヨプ、ベースとプロデュースを担当しているチョ・ウォンサン、ドラムとボーカルを担当しているシン・グァンイルです。

 

Q. 2021東京オリンピックでアン・サン選手がLUCYの『Flowering』をピックされました。みなさんもオリンピックをご覧になったんですか。

 

そうでなくともアーチェリー競技を一生懸命応援していたんですよ。韓国の英雄とも言えるアン・サン選手が僕達について直接言及してくださったという知らせを聞いて、驚きましたね。光栄に思いましたし、実感も湧かなかったように思います。

 

Q. 結局KBS2の「ユ・ヒヨルのスケッチブック」に出演なさり、アン・サン選手にお会いになりましたね。

 

実際にお会いしてみたら、背も非常に高く、僕達よりも芸能人らしかったんですよ(笑)。僕達を見て泣いてしまわれたんですが、その純粋なお気持ちにまた、惚れてしまいました。あろがとうと、今一度お伝えしたいです。

 

Q. JTBCの「SUPAERBAND1」の準優勝チームとして、「SUPAERBAND2」の最後の回に御出演なさいましたね。

 

最後の放送日には、お祝いのステージに立つために「SUPERBAND2」ファイナルステージに行くことになったんですが、1チーム1チーム見るたびに、「やばい!」といいながら投票したりもしましたね。結局、全てのチームに投票しました。

 

Q. 最近はどう過ごされていますか?

 

イベントと公演をしながら、次のアルバムの準備も継続しています。これまでそれぞれできなかった個人の管理も合間にしながらですね。ファンの方々とのコミュニケーションも頑張っています!

 

Q. LUCYのデビューを1つの単語で定義するとしたら、どんな姿でしょうか。

 

「マラソン」です!もうデビューして1年半程度が過ぎたんですが、振り返ってみと、多くのアルバムも出しましたし。たゆまず走っていく姿がまるでマラソンをしているかのような気がします。今はマラソンの3分の1程度の地点に来ているかと思うんですが、まだ多くのことが至らず、さらに一生懸命走らなければならないと思っています。完走のためにペース配分も頑張りながらですね。

 

Q. 一番記憶に残っているアルバムは何ですか?

 

Gatcha!です。「多くの選択肢の中から君に出会えた」という状況をガチャに例えて作ったアルバムです。準備過程から、メンバー同士で意見を合わせ、こつこつ作り上げていったんですが、だからか、より記憶に残っています。お互いの考えが共有できて、さらに近づくきっかけにもなりました。

 

Q. LUCYの今はどんな姿でしょうか。

 

「うさぎに乗った亀」だと思います。初めは亀のようにゆっくり来たと思っていました。でも思ったより早く駆け抜けてきたんですよ。ウサギのように早く進んでいっているけど、実は亀のように最後まで諦めず、地道に走りたいです。

 

Q. LUCYの皆さん、それぞれのデイリールックのスタイルも気になります。普段、どのようなスタイルを好んで着ていらっしゃいますか?

 

グァンイル 今日スタイリングした服のように、主に楽な服を好んで着ていますね。オ  ーバーフィットが好きです!

ウォンサン その日の気分によって変えています。楽な感じで行きたい時はパーカー。   オシャレしたい日には、一番きれいめの服を着ています。

イェチャン 今日もブルートンを着たんですが、色や服のフィット感にかなり気を遣う   方です。ワイドなパンツスタイルが好きですし、いろいろな物にトライしようと努力しています。

サンヨプ ファッションの方にはあまり才能がないですが、楽な服を選んだり、プレゼ  ントされた服を着る方です。

 

Q. 最近興味があるブランドがありますか?

 

グァンイル NIKE」です。最近ランニングに興味を持っているんですが、運動する時  一番好んで着ているブランドです。実用性もいいですし、色々な面で無難に着られますね。

ウォンサン  「INSTANTFUNK」と「バーバリー」です。僕の体形に一番合うブランドを探すのは容易ではないんですが、着てみたら一番合う感じがしました。

イェチャン OIOI(オアイオアイ)」と「STUSSY」「ACHA」「STEADYEVERYWHERE」など、色々なブランドに興味がありますね。ブランド毎に違った特徴があって、それぞれのスタイルに合わせて好きになりました。僕のタンスにも色々なブランドが並んでいます。

サンヨプ 僕はSPAブランドが好きです。価格も手頃で無難なので、何年着ても飽きないんですよ。活動している時は、メンバーの中で、一番破格的なことにトライするのが好きではありますね。

 

Q. メンバーの皆さんが、最近されたショッピングは何か、気になります。

 

ウォンサン オーバーフィットのトレーナー2枚とジーンズを買いました。

グァンイル 寝袋を買いました!

イェチャン 買いはしなかったんですが、透明なスマホケースを買おうと、ずっと探しているところです。

サンヨプ 家で使うタオルを買いました!

 

Q. 29CMに、サイトの買い物かごにある物を支払いしてもらえるなら、一番欲しいアイ テムは何ですか?

 

ウォンサン WKNDRSの製品が気に入りました。特にW leather JK、Side Stitch Half        Zip、Side Stitch Pantsの製品が目に入りました。

グァンイル RIU WOODCRAFTの垂直レコードプレーヤーです!

イェチャン URBANDTYPE×Ambiguousの3ピースが楽に見えてきれいでした!

サンヨプ ANOTHEROFFICEのシャツラインです!

 

------------------------------------------------------------------------------------------------

意訳あります。

元インタビュー記事はこちらです。

 

インタビュー動画日本語字幕はこちらです

韓国映画ㆍ「DREAM」OST(オリジナルサウンドトラック)ハ・ヒョンサン(하현상)『DREAM』

 

있잖아 지금 이 순간

あのさ 今この瞬間

꿈을 꾸는 것만 같아

夢を見ているみたいなんだ

정말 오랜만이야

本当に久しぶりなんだよ

하마터면 놓칠 뻔했어

危うく逃すところだったのさ

 

알잖아 지금 이 순간

知ってるだろう 今この瞬間が

나에게 어떤 의민지 

僕にとってどんな意味なのか

비교할 수 없잖아 한동안은

比べられないじゃないか  一時は

많이 외로웠었어

本当に淋しかったんだ

 

잡아보고 싶었던 

掴みたかった

잡히지 않던 그날들 

掴めなかったあの日々

이기는 기분을

勝つ気分ってのを

난 잘 모르니까

僕はよく知らないから

지는 게 별거 아냐

負けるのはなんてことないさ

 

꿈은 이루는 거야

夢を叶えるんだ

Never doubt my potential

決して自分のポテンシャルを疑わない

이젠 터뜨려줄게 No time to lose

さあ、爆発させるんだ ぐずぐずしてる暇は無いのさ

 

My dream is 선물 같은 이 순간 

僕の夢は贈り物のようなこの瞬間

(잡아보고 싶었던)

(掴みたかった)

잊지 못해 내 열정 새겨 넣었어  

忘れられないよ 僕の情熱を注ぎ込んだんだ

(잡히지 않던 그날들)

(掴めなかったあの日々)

 

My dream is 선물 같은 이 순간 

僕の夢は贈り物のようなこの瞬間

(잡아보고 싶었던)

(掴みたかった)

달려가는 내 모습 나를 기억해 

駆け抜けていく僕の姿 僕を覚えていて

(잡히지 않던 그날들)

(掴めなかったあの日々)

 

해내고 있잖아

やってのけてるじゃないか

모두들 나를 봐

皆が僕を見てる

내 빛나는 존재감

僕の輝く存在感をさ

 

┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉

 

字幕動画はこちら

MVはこちら

10CM×LUCY 『My Ultimate First Love(부동의 첫사랑/不動の初恋)』歌詞 日本語訳

 

주인공은 아니었지

主人公ではなかったよね

누구의 시점에서도

誰の視点から見ても

그냥 스쳐 지나가거나

ただの「通行人」だとか

친구3이라거나

友達3」だとか

이름 없는 역할 뿐

名前のない役ばかり

 

너에게는 알 수 없는

君からはよくわからない

멋진 향기가 났었지

素敵な香りがしていたな

지나칠 수 없는 마음을

やり過ごせないこの気持ちを

대사 한 줄 없지만

セリフなんて一言もないけど

말하고 싶었는데

伝えたかったのに

 

창가에 비친 너의 얼굴은

窓辺に映る君の顔は

나만을 위한 등장이었는지

僕だけのために登場してくれたのかな

단 한 번의 명장면이

たった一度の名場面が

빠르게 지나가고 있었지

瞬く間に過ぎていったんだ

 

소리쳐 이름을 불러 볼까

大声で名前を呼んでみようかな

한 시간쯤은 기억해 줄까

1時間くらいは覚えていてくれるだろうか

뒤를 돌아봐 주었지만

振り返ってはくれたけど

너의 미소는 내게 와주지 않았지

君の笑顔は僕に向けたものじゃなかったね

다음 편이 기대되지 않는

次のストーリーが楽しみじゃない

예상 가능한 엔딩만 남은

予測可能なエンディングだけ残った

로맨스도 뭣도 아닌

ラブストーリーでも何でもない

나의 부동의 첫사랑

僕の不動の初恋

 

좋아하는 마음이란

好きな気持ちってのは

왜 감출 수가 없는지

どうして隠せないんだろう

나는 바보 같은 말투로

僕はバカみたいな口調で

대본에도 없었던

台本にもなかった

고백을 해버렸지

告白をしちゃったんだよね

 

대답이 없는 너의 표정은

返事のない君の表情は

누구를 위한 연출이었는지

誰のための演出だったんだろう

웃기라도 해준다면

笑ってさえくれるのなら

이상한 애가 돼도 좋은데

変なヤツになってもいいのに

 

소리쳐 이름을 불러 볼까

大声で名前を呼んでみようかな

30분쯤은 기억해 줄까

30分くらいは覚えていてくれるだろうか

뒤를 돌아봐 주었지만

振り返ってはくれたけど

너의 미소는 내게 와주지 않았지

君の笑顔は僕に向けたものじゃなかったね

다음 편이 기대되지 않는

次のストーリーが楽しみじゃない

예상 가능한 엔딩만 남은

予測可能なエンディングだけ残った

로맨스도 뭣도 아닌

ラブストーリーでも何でもない

나의 부동의 첫사랑

僕の不動の初恋

 

 

굳이 응원해 준 사람도 없었지만

わざわざ応援してくれる人もいなかったけどさ

너를 향한 노래가 생겼어

君に向けた歌ができたんだ

이젠 웃으며 부를 수 있어

今はもう笑って歌えるよ

그저 흐릿한 조명처럼

ただ薄明るい照明のように

너의 미소를 빛내줄 수만 있다면

君の笑顔を輝かせさえできるのなら

 

예고편이 공개되지 않고

予告は公開されていないし

뻔한 엔딩도 맺지 못했지만

定番のエンディングも迎えられなかったけど

나의 마음속 언제나

僕の心の中にいつだって

항상 빛나고 있는

四六時中輝いている

부동의 첫사랑

不動の初恋

 

┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉

 

字幕動画はこちら

 

韓国語リリックビデオはこちら

 

ライブ動画はこちら

 

LUCY イプドクガイド EXSPORTS NEWS インタビュー③ 日本語訳

f:id:hyunjung827:20210724171036j:plain

LUCYはファンになる要素が非常に強力なだけでなく、一度踏み入れたら抜け出せない魅力まで備えたバンドだと、恐縮ながら断言できる。

 その中でもまさに彼らの音楽が、歌が一曲一曲発表される度に、口をつぐめないくらいに心を揺さぶってくれる。

 最近単独コンサートが盛況のうちに終了し、ニューアルバム『GOTCHA!』を発表したLUCYと、活動に関した話を交わしました。

 

Q. 最近初単独コンサートが1分で全席売り切れになりました。気分はいかがですか?

 

ウォンサン 本当に良いことが起きたら、初めは「これってそんなにすごいことなの

      ?」という気がするんですよね。信じられないくらい良いことが起きた

      時、そうなるんです。COLDPLAYさんが言及してくださった時もそうだっ

      たし、「SUPER BAND」で2位になった時もそうだったんです。そうしてい

      るうちに、ゆっくり実感が湧いてきましたね。信じられないくらい良いこ

      とだったので、よりそうなったんだと思います。

イェチャン 完売した時、すぐ次の日がコンサートの日だったらいいなと思いました。

      「僕達は準備ができた」と思っていたんですが、コンサートの日まで待た

      なければなりませんでしたからね。もちろんセッションする時間も必要で

      したが、ステージに本当に立ちたかったんです。コンサートをしながら、

     「本当にやりたかったことをしているんだなあ」と感じました。仕事をしな

     がら「楽しいな」というのを、あまり心から感じられないんですが、ステー

     ジに立ちながら感じましたね。「これが僕の道なんだな」というのを。これ

     をずっとしていけば幸せに暮らせるだろうと思いました。またやりたいとい

     う思いももちろんあります。

グァンイル 完売はできないと思っていたんです。350席位埋めたらいいだろうと思っ

      ていたんですが、完売したと聞いて、信じられませんでした。完売しても

      キャンセルチケットが出るだろうと思ってたんですが、前日までいっぱい

      埋めてくださって、とても驚きました。LUCYというチームについて、今一

      度考えるようにもなりました。終わってからは本当に、これはファンタジ

      ーの国にまた入ってきたかのような感じでした。

サンヨプ  完売は期待していませんでした。というのもそれまで対面公演をしたこと

      がなかったので、見当がつかなかったんですよ、それなのに完売したの

      で、驚きましたし、公演が終わってからは、準備を長い間したからか、良

      かったというより、やり遂げたという成就感と安堵の気持ちがしました。

 

f:id:hyunjung827:20210724171053j:plain

Q. ライブ(生演奏)公演中心にするバンドなので、単独コンサートの意味が格別だった

  かと思います。

 

イェチャン いらっしゃった方々が歓声もあげられず、拍手だけなさっていたんです

      よ。それなのに、ただ眼差しを見つめること自体が、観客がいないのとは

      全然違ったんですよ。力になりましたね。「演奏を楽しんでくれている人

      がいるんだなあ」ということを感じました。

グァンイル 今回の公演でファンの方々の目を近くで見るのが初めてでした。ソロステ

      ージがあったんです。それまでドラムだったので観客と目を合わせるステ

      ージが殆どなかったんですが、ソロステージのおかげで目を見ながらして

      みたら、「この人達は心から僕を好きでいてくれてるんだなあ」と感じ  

      て、さらに良かったですね。

ウォンサン ワルワルの方々を直接見るのはコンサートが初めてだったと思います。そ

      れが意味があったんだと思いますね。

サンヨプ  公演会場と客席と距離が近かったものだから、どの曲で感銘を受けてらっ

      しゃるのか、見えるんですよ。涙を流している方もいらっしゃったんです

      が、本当に元気づけられました。

 

Q. お知り合いの方や家族の方々からお聞きになった評価はありますか?

 

イェチャン 「お前達、本当に頑張ったんだなあ」と評価してくれました。

グァンイル サンヨプヒョンが「なんでこんなに歌が上手いんだ?」というのもたくさ

      ん言われました。両親が僕に「よくやった」という言葉は言わずに、サン

      ヨプヒョンが「よくやった」という話ばかりするんですよ。

イェチャン ウォンサンが「良い曲を書く」と母が言ってました。曲がコンサートで聴

      くのにとても良いと。

 サンヨプ  僕の父はこれからはコンサートには来ないと言ってました。もう心配しな

      いと、上手くやってると。

 

Q. コンサートで一番楽しかった曲は何ですか?

 

イェチャン 『Flare』がいつもそうですね。それと思ったより、『I Got U』をコンサー

      トでしてみたら楽しかったんですよ。

グァンイル コンサートでは僕たちがテンポを変えて速くしました。

f:id:hyunjung827:20210724171045j:plain

Q. ニューアルバムを紹介してください。

 

ウォンサン 4枚目のシングルなんですが、今回もシングルにも関わらず4曲入ってい

      ます。タイトル曲『I Got U』の名前を決め、アルバム名『Gotcha!』が誕

      生しました。『Gotcha!』の意味はガチャガチャなんですが、そのガチャ

      ガチャでは全ての商品が大切に感じられると思います。それを僕達が生き

      ていくうえで出会う友達や、恋人が全て含まれていると考えて、ガチャガ

      チャで引いた、自分だけの大切な縁についてのアルバムだと考えてくださ

      ったらいいです。

 

Q. タイトル曲『I Got U』はどんな歌ですか?

 

ウォンサン 『I Got U』の意味は、僕が君を掴まえるという意味ではなく、「君を見つ

      けた」、もしくは鬼ごっこで「君を見つけた」という感じです。初めて向

      かい合った時、同時に一目惚れした男女の話を込めた歌です。

 

Q. LUCYはアルバムを出すたびに、違う感じを与えてくれますね。

 

ウォンサン 今回のアルバムは、他のアルバムとは違ってポップ的な要素をたくさん取

      り入れました。EDMサウンドも取り入れてみたし、ティーンエイジポップ

      の感じのソースをたくさん取り入れましたね。だからか自然にバイオリン

      の比重が減りはしたんですが、これから解決していかなければならないプ

      ロデュースの難題だと思います。でもサンヨプヒョングァンイルの声が

      思ったよりポップジャンルによく合っていたので、その点では成功したと

      思います。新しい発見でした。

 

Q. 今回のアルバムに収録されたグァンイルさんの自作曲『春なのか夏なのか』の説明

  をお願いします。

 

グァンイル 実はこの曲は3月に書き始めたんです。その時が暑かったり寒かったりし

      ていた時だったので、独り言で「春なのか夏なのかわかんないや」と思

      い、人の心に例えて書いてみたかったんです。人の心が熱い時もあるし冷

      たい時もあって、春風のように心地よい時もあるので、それに例えて、込

      めたらどうかと思い、『春なのか夏なのか』を作ることにしました。

ウォンサン 次の曲は『秋なのか冬なのか』にするつもり?

イェチャン 『ボーカルなのかドラマーなのか』

グァンイル はい、パロディがたくさん出てますね。

 

Q. デビューして一年程過ぎましたが、何か変化したでしょうか・

 

イェチャン 曲も多くなりましたし、ステージでどうしたらかっこよくなるのか、それ

      ぞれよくわかるようになったと思います。

ウォンサン 2時間公演もできます。

サンヨプ  今回のコンサートでできなかった曲があります。

ウォンサン 去年は最大の目標が、単独コンサートを開いた時、2時間30分程度を埋

      められる位に、曲をたくさん出すことでした。それは叶ったと思うし、そ

      れとメンバー同士お互いをよく知るようになったと思います。

 

Q. ケンカはしませんでしたか?

 

ウォンサン たくさんケンカしましたね。(正直)

イェチャン でもケンカしながらすごく仲良くなりました。

ウォンサン 例えばかき氷を食べるのに、上に練乳をかけるかかけないか、なんてこと

      でケンカしました。

グァンイル 見ていてウケる時が多いんです。

  

Q. 昨年は四季シリーズを完成させましたが、今年のコンセプトは何でしょうか?

 

ウォンサン 今年は特に存在していないんです。代わりに去年も多様でしたが、今年は

      本当に多様になると断言できます。それからたくさん出しそうです。短い

      スパンで、シングルで出せると思います。決められたわけではありません

      が、願いですね。様々な姿をお見せできるんじゃないでしょうか。

 

Q. 「SUPER BAND2が始まりましたが、前シーズンの準優勝者としていかがです

   か?

 

イェチャン デニー・グーというバイオリンをなさっている方が出演なさっているんで

      すが、動画を見ながら学んでいますと連絡が来たんですよ。一度お会いす

      ることにしました。でもその方はクラシック界で本当に上手な方なんで

      す。僕は正確にクラシックの学校を卒業したわけでもないし、一生懸命努

      力はしましたが、結果が出なかった人です。もちろん今したいことをして

      はいますが、その方に比べたら、恥ずかしい部分もありますね。

ウォンサン でもヒョンは野性性があるバイオリニストじゃん。本当にカッコいいよ。

      まるで「旅人」「放浪者」のようなバイオリニストの感じだよ。

 

Q. 今年の目標がおありですか?

 

ウォンサン 韓国でバンドの話を切り出したら、五本の指にLUCYの名前が入ったら嬉し

      いですね。

イェチャン 公演がおもしろいバンドという修飾語を得たいです。

ウォンサン 正直公演がおもしろいというのは他のバンドに負けられないですね。

サンヨプ  実力があるバンドです。音楽的にも見本になれるバンドになりたいです。

グァンイル お笑いバンドになりたいです。

ウォンサン 本当に楽なイメージのバンドになりたいです。近所の仲良いお兄さんのイ

      メージで、気楽で親しみのあるバンドになったらいいですね。

 

 すでに全国に、全世界に数多くのワルワルの養成を成し遂げたLUCY。望み通り、韓国のバンドの話題が出たら五本の指に入るまでいくらも残っていないだろうと、恐縮ながら予言します。信じられないでしょうが、彼らの音楽を、彼らのライブクリップをご覧になれば信じられるはずです。ある瞬間LUCYの音楽に、もしくはLUCYの「ファンになっている」はずでしょうから。

 

元記事